月額1万円のサロンで失敗した話から始めさせてほしい
いきなり失敗談で申し訳ないけど、これを先に書いておきたい。
3年前、僕は月額9,800円のオンラインサロンに入った。名前は伏せるけど、当時SNSで「月収100万円を目指すコミュニティ」と派手に宣伝していたやつ。運営者のXフォロワーが5万人くらいいて、実績もありそうに見えた。入会ページには「3ヶ月で成果が出る」「仲間と切磋琢磨できる」と書いてあって、正直ワクワクしていた。
入ってみたらどうだったか。
まず、メインコンテンツはSlackのチャンネルが10個くらいあるだけ。過去の動画アーカイブはあったけど、内容は正直YouTubeの無料動画と大差なかった。「限定ノウハウ」として紹介されていた手法も、検索すれば出てくる情報の焼き直し。月2回のライブ配信も、半分は運営者の近況報告で、具体的なアクションにつながる話は少なかった。
一番キツかったのは、質問しても返事がなかったこと。Slackで「この案件の単価相場ってどのくらいですか?」と投げたけど、3日間スルーされた。他のメンバーの投稿を見ても、同じように返事がない質問がゴロゴロ転がっていた。運営者本人がコメントを返すのは月に2〜3回くらい。
3ヶ月続けて退会した。合計29,400円。正直、本を3冊買ったほうがマシだったと思う。
この経験があるから、オンラインサロンに対しては辛口になりがちだけど、だからこそ「本当に価値のあるサロン」と「お金の無駄になるサロン」の見分け方はわかるつもりでいる。
オンラインサロン選びで失敗しない5つのチェックポイント
1. 運営者の実績を「数字」で確認する
「月収○○万円」と言っているだけでは信用できない。ポートフォリオ、具体的な案件実績、運営しているサービスなど、目に見える形の実績があるかどうかが判断材料になる。実際には、SNSのフォロワー数だけ多くて中身が薄い運営者は結構いる。
2. 退会方法が明記されているか
これ、意外と見落としがち。後で詳しく書くけど、退会のしにくさは深刻な問題。入会前に退会方法を確認して、「いつでもワンクリックで退会できる」と明記されているサロンを選ぶべき。
3. 無料お試し期間があるか
いきなり月額を払うのはリスクが高い。1週間でも無料体験期間があるサロンなら、雰囲気を確かめてから判断できる。お試しがないサロンは、それだけで少し警戒したほうがいい。
4. コミュニティの活発さを外から確認する
入会前にXやnoteで「○○サロン」と検索して、メンバーの発信を見てみる。活発なサロンはメンバーが自発的に学びをシェアしている。逆にほとんど情報が出てこないサロンは、過疎化している可能性がある。
5. 月額の価値を冷静に計算する
月額3,000円でも年間36,000円。5,000円なら60,000円。その金額で書籍やUdemyの講座を買ったほうが効率的じゃないか?という視点は常に持っておいたほうがいい。サロンの価値は「情報」だけじゃなく「環境」と「つながり」にあるから、その部分に価値を感じるかどうかがポイントになる。
おすすめランキング——実際に入会・体験したものだけ紹介
まず5つのサロンを比較表で並べてから、それぞれ詳しく解説する。
| サロン名 | 月額 | ジャンル | 運営者 | メンバー規模 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 人生逃げ切りサロン | 2,480円 | 総合(副業全般) | やまもとりゅうけん | 大(5,000人以上) | マルチジャンル、メンター常駐 |
| ファーストペンギン村 | 1,980円 | 行動習慣 | トリイケンゴ | 中(1,000人前後) | 毎日の行動報告文化 |
| ABCオンラインサロン | 1,980円 | ブログ・アフィリ | ヒトデ・ABCスペース | 中(1,500人前後) | 月1セミナー+動画アーカイブ |
| マクサン | 6,980円 | ブログ上級 | マクリン・サンツォ | 小(500人前後) | 月1記事添削、中級者向け |
| フリーランスの学校 | 無料〜 | フリーランス全般 | しゅうへい | 大(規模非公開) | 基本無料、有料で追加コンテンツ |
第1位:人生逃げ切りサロン(月額2,480円)
やまもとりゅうけん氏が運営する大規模サロン。プログラミング、動画編集、Webライティング、デザインなどジャンルごとのチャンネルがあって、各分野にメンターが常駐している。
僕が最初に入ったサロンがここで、Webライティングの基礎はここで学んだ。よかったのは、質問を投げたらメンターから24時間以内に返事がきたこと。先に書いた月額1万円のサロンとは大違いだった。月額2,480円でこの対応は正直コスパがいい。
ただし注意点もある。メンバー数が多い分、情報量が膨大。自分から能動的に動ける人じゃないと、チャンネルの未読が溜まっていくだけになる。実際に僕の知り合いでも「情報が多すぎて逆に何をすればいいかわからなくなった」と言って辞めた人が2人いる。自走できるタイプの人には強くおすすめ。
第2位:ファーストペンギン村(月額1,980円)
トリイケンゴ氏が運営するサロン。ここの最大の特徴は「毎日の行動報告」が文化として根付いていること。
僕の友人がここに入っていて、「報告があるから毎日作業する習慣がついた」と言っていた。実際にその友人は入会前は月に2〜3回しかブログを書いていなかったのに、入会後は毎日30分は作業するようになった。環境の力って馬鹿にできない。
正直、コンテンツの質だけで見ると1位の逃げ切りサロンのほうが上だと思う。でも「続けられない」が最大の課題の人には、ここの環境がハマる。副業が続かない理由の大半はスキル不足じゃなくて習慣化の問題だから、そこにフォーカスしているのは理にかなっている。
第3位:ABCオンラインサロン(月額1,980円)
ブログ・アフィリエイトに特化したサロン。月1回のオンラインセミナーと過去動画アーカイブが充実している。
僕はブログを始めたタイミングで3ヶ月だけ入会した。記事構成の考え方、SEOの基礎、アフィリエイトリンクの自然な貼り方、このあたりを効率よく学べた。特に「初心者がやりがちな失敗パターン」をまとめた動画は実践的で、自分の記事を見直すきっかけになった。
3ヶ月で退会した理由は「学ぶべきことを学び終えた」から。これは悪い意味じゃなくて、短期集中で使うサロンとしては優秀だと思っている。ずっと在籍し続けるというより、ブログ立ち上げ期に入って基礎を固めて卒業する、という使い方がちょうどいい。
第4位:マクサン(月額6,980円)
マクリンとサンツォの両名が運営するブロガー向けサロン。月額は今回紹介する中で最も高い。
正直、初心者にはおすすめしない。月額6,980円は年間83,760円で、ブログ収益がゼロの段階で払うには重い。でも、ある程度ブログ経験があって「次のレベルに行きたい」という中級者にとっては値段以上の価値がある。
月1回の記事添削サービスは他のサロンにはない強み。プロのブロガーに自分の記事を見てもらえる機会って、普通にお金を払ってもなかなかない。僕は直接入会していないけど、マクサン経由で成果を出した知り合いが3人いて、全員「添削のおかげでPV数が倍以上になった」と言っていた。
第5位:フリーランスの学校(無料〜)
YouTubeでも人気のしゅうへい氏が運営。基本コンテンツが無料で閲覧できるのが最大の魅力。
まずお金をかけずに副業の全体像を掴みたい人には最適。無料部分だけでも「どんな副業があるのか」「何から始めるべきか」という疑問にはしっかり答えてくれる。有料プランもあるけど、無料部分を一通り見てから判断すればいいので、リスクがない。
よくあるのは「まずフリーランスの学校で全体像を掴んで、やりたい方向が決まったら専門サロンに入る」というパターン。僕もこの流れをおすすめしている。いきなり有料サロンに入るより、まず無料で試せるここから始めるのが賢いと思う。
「退会しにくい」問題——これ、もっと語られるべき
オンラインサロンの闇として、もっと広く知られるべき問題がある。退会のしにくさ。
僕自身が経験したケースだと、退会方法がサイトのどこにも書いていなくて、運営者にDMを送らないと退会できないサロンがあった。しかもDMを送っても「理由を教えてください」「もう少し続けてみませんか」と引き止められて、実際に退会が完了するまで2週間かかった。その間にも月額が発生している。
これは極端な例かもしれないけど、よくあるパターンとしてはこんなものがある。
最低継続期間の縛り。 「入会後3ヶ月は退会不可」という条件が小さい文字で書いてある。僕が過去にやらかしたのがまさにこれで、合わないと思っても3ヶ月分の月額を払い続けるしかなかった。
退会手続きの複雑さ。 PayPalの自動引き落としを自分で止めないと退会にならない、というパターン。サロン側の退会ボタンを押しただけでは引き落としが止まらず、翌月も課金されていたことがある。気づいたのは2ヶ月後で、返金は認められなかった。
心理的な引き止め。 「退会したらこのコンテンツはもう見られません」「今やめたら今までの投資が無駄になりますよ」といったメッセージ。これ、サンクコストの錯覚を利用した典型的なやり方で、冷静に考えれば合わないものに払い続けるほうがよっぽど無駄。
コミュニティの圧力。 小規模サロンだと「○○さんが退会した」ということが周知されてしまう環境がある。「抜けたら気まずい」という空気ができていて、惰性で続けてしまう。
対策としては、入会前に以下を確認すること。
- 退会方法が公式サイトに明記されているか
- 最低継続期間の縛りはないか
- 決済方法は何か(クレジットカードなら自分で止められる)
- 「退会」で検索して、他の人の退会体験談がないか
実際には、まともなサロンは退会手続きもシンプルにしている。退会が面倒なサロンは、コンテンツの質で人を引き留められないことの裏返しだと思って差し支えない。
サロンに入る前に知っておくべき現実
サロンに入っただけでは1円も稼げない。 当たり前のことだけど、これを理解していない人が本当に多い。サロンはあくまで「環境」と「情報」を提供する場所であって、行動するのは自分自身。月額を払った瞬間にスキルが身につくわけじゃない。
僕の感覚だと、サロンの情報を活かして実際に成果を出す人は全体の1〜2割くらい。残りの8割は「入っただけで満足」か「情報を消費するだけで行動しない」パターン。これはサロンが悪いんじゃなくて、使い方の問題。
合わなかったら即退会。 1ヶ月試して「なんか違うな」と感じたら、迷わず退会しよう。月額2,000円でも年間24,000円。5,000円なら年間60,000円。合わないものに払い続ける余裕があるなら、その分を書籍やツールに投資したほうが確実にリターンがある。
複数サロンの同時入会は避ける。 たまに「3つのサロン全部入ってます」という人がいるけど、正直もったいない。情報が分散して消化しきれないし、月額もかさむ。1つのサロンに集中して、そこで学べることを学びきってから次に行く、というのが効率的。
サロンは「卒業」するもの。 ずっと在籍し続ける必要はない。むしろ3〜6ヶ月で基礎を学んで独り立ちできるのが理想的な使い方だと思っている。2年も3年も同じサロンにいる人は、もしかしたらサロンに依存しているだけかもしれない。厳しい言い方だけど、これは正直に言っておきたい。
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